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【あきばれホームページ】
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最終更新日:2015.06.30
検索エンジンの評価基準は年々多様化してきているうえ、その内容も目まぐるしく変化しています。また、精度もますます高くなり、評価基準のレベルは上がっていく傾向です。
評価基準が多様化して項目が増えると、ひとつひとつの評価が順位に与える影響は少なくなります。しかしその分、検索エンジンの評価を上げるためには、小さな改善の積み重ねをしていく必要性が出てくるというわけです。
そうした小さな改善の一つが、「リンク切れ」をなくすこと。なかなか気付きにくいため放置してしまうことが多いのですが、きちんと対処しないと、検索結果の表示順位に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。こちらのページでは、リンク切れが発生する理由とその発見のための方法について、お話しいたします。
まず基本的な用語のおさらいから。
「リンク」とは「文書内に埋め込まれた、他の文書や画像などの位置情報」(IT用語辞典)のこと。簡単に言うと、マウスでクリックしたときに別のページや他のホームページへ移動する仕組みのことで、クリックする文字のことを「リンク文字(リンクテキスト)」とも言います。リンクが設定されている文字(リンクが張られた文字)は、文字の色が変えられていたり、文字列にアンダーラインが付いていたりして、リンクであることがすぐわかるようになっているのが普通です。
このリンクの仕組みがあることで、関連するホームページを縦横無尽に行き来することができるわけで、皆さんもインターネットを閲覧する際に「リンク」を何度もクリックするでしょう。ところが、たまにリンク先のページに移動できなかったり、中身のない白いページが表示されたりすることがあります。これが「リンク切れ」です。
リンク先のページを見ようと思ってクリックしたのにうまく表示されないと、アクセス者に対して迷惑をかけてしまうため、リンク切れがないようにメンテナンスするのが、ホームページ運営者のマナーとされます。
しかしそれだけでなく、最近ではこのリンク切れが元で、検索エンジンからの評価を下げてしまうというケースも散見されるようになってきています。
これは、検索エンジン側が「リンク切れが多く発生するホームページは、きちんと管理できていないホームページ」と判断するからなのです。検索エンジンは、継続的にしっかりと管理されているホームページがアクセス者にとって役に立つと判断し、より検索者の目につくところに表示させたいと考えています。
したがって、私たちホームページ運営者は、なるべくリンク切れを発生させないようにホームページを管理することが不可欠なのです。
リンク切れは、さまざま要因によって発生しますが、大きく次の二つの理由が考えられます。
これは単純なケアレスミスです。記事やメニューを作ってリンクを設定する際に、コピーを間違えてしまったり、別のURLを設定してしまったりすることがよくあります。
これを防ぐには、記事やメニューにリンクを設定した後、実際に自分でクリックしてみて、正しくリンクが張られているかどうかをチェックするようにしましょう。このチェックをすれば、簡単にリンク切れが発見できます。
インターネットの世界では、昨日まであったホームページが今日はなくなっている、ということも少なくありません。多くの場合は何の予告もなく、突然リンク切れになります。そのほか「リンク先のホームページはあるが、ページが削除、移動してしまった」「リンク先のホームページのURLが変わってしまった」なども同様です。
このように、リンク切れはリンクしている相手側が原因で起こることも多いのですが、ご自身の作成したコンテンツに責任を持つのはホームページ運営者としての務めです。こまめにチェックをして、リンク切れを最小限にするようにしましょう。なお、リンク切れをチェックする際には、とくに「リンク集」のページを重点的にチェックすることをおすすめします。
リンクが切れていなくても、場合によっては運営者が変わるなどして、ホームページの内容がまったく違うものになっていることもあります。最悪のケースでは、リンク先がアダルトサイトや怪しげな内容に変わってしまうこともあり、こうしたリンクを放置すれば企業としての信用問題にもなりますから注意が必要です。
独自ドメインを廃止したり失効したりすると、そのドメインは誰でも取得できる状態になります。そのような状態のときに、怪しげなサイトの管理者が取得して使用した、といったことが原因と考えられます。
定期的にリンク切れをチェックしていれば、運営者が変わる前に発見して対応できることもありますので、こうしたことを防止するためにも、普段からリンクのメンテナンスを十分しておきましょう。
いかがでしたでしょうか。リンク切れの解消は、決してそれほど大きなことではありません。しかし、こうした小さな改善の積み重ねをしていくことで、やがて検索エンジンの評価基準が多少変わったところでびくともしないホームページになります。
そうしたホームページを目指して、皆さんもぜひ「リンク切れ」対策から始めてみてくださいね。